茂作のお気に入りの歌一覧
艸介
ナトリウム灯の光をかきまぜて 蛾が描き出す夜の印象
4
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恵雪
平安のいにしへ人も味はひき瀬田川渡る心地よき風
13
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滝川昌之
母の日と子どもの日との距離感に毎年父は近づけずいる
17
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ななかまど
いたずらな初夏に吹く風枝先の葉をうらがえし若葉踊らす
17
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兎桃
今更に寒の戻りもなかるらし灯油を抜きてストーブ仕まう
4
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美生子
豊穣の女神が育てし麦の穂は春の夜空のスピカとなりぬ
13
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横井 信
田園のカエルの歌に耳すまし雨のあがった夜道を歩く
10
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滝川昌之
異国語とキャリーケースが闊歩する江ノ電に続く連絡通路
12
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恵雪
境内に鮮やか繁る青もみじ木漏れ日眩し石山詣
10
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へし切
夕闇に浮かぶカラーの花白くワルツを踊る姿にも似て
12
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ななかまど
鯉のぼり立夏の風を腹に籠め皐月の空はわれの空なり
13
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横井 信
かたばみの薄紫の花の咲く畑の隅でいちごをかじる
14
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滝川昌之
文庫本顔にのせたままうたた寝をテラスでできる素敵な季節
14
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杜鵑草
姑はまことの露になりにけり言の葉の上に消ゆる朝露
22
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美生子
月明り頼りに二人歩く道あれは十五の夏祭りの夜
11
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へし切
風かほる五月の空に鯉のぼりおよぐ姿も今はなつかし
11
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敦希
明け空と似た色の夕べ星出づる 時経り人の掬びに酬いる
13
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ななかまど
みどり濃き森をたどれば初夏の陽は夏を装おう照明となる
12
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兎桃
山行けば名を知らぬ鳥繁く鳴く汝の縄張を侵す気なくに
7
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横井 信
踏み切りをゆっくり渡る耕運機五月の風が追い抜いて行く
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