シダのお気に入りの歌一覧
萱斎院
小夜ふけて夏のなごりの夢思ふ さくらの葉にぞ露はおきける
8
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雨夜
いと澄みて春を支ふる風信子もまたアンドロギュノスの裔
4
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雨夜
まつろはぬ髮はほつれて風わたる少女の指は冬も奏でよ
8
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萱斎院
跡たえて心も留めぬ藪はらに たゆたふてふの思ひ知らずや
17
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萱斎院
夜半またで山におつるや三日月の なみだ見かくす眉とも知らで
4
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萱斎院
むしの音にこころづくしの月影の 袖に露おくあきぞ来にける
10
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うすべに
夕照に蝶をとばして萩の花 釣瓶落としのうすべにを待つ
7
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雨夜
美しき災ひの箱ゆすらへば「かろんかこん」と冀ふ音
6
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波端
半月の際にひかりをいただきてたつアペニンの山脈しづか
9
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萱斎院
あともなきにはの紅葉もいろあせて 袖のあけにぞ心なれぬる
4
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雨夜
裝飾模樣ちひさき光またたきぬ 八角形の皿に降る雪
9
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朝比奈
去る者は日々に疎しか俤もそびら向けるがごとく薄れる
16
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朝比奈
枝々に張りめぐらするささがにの蜘蛛の糸抜く白露の玉
13
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萱斎院
山里のけぶりも絶えぬはぎの花 思ひわびぬるあきの夜の雨
7
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うすべに
虫の音も絶えるさむさの秋おくる 最後の萩を散らすあまだれ
7
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ひげじぃ
秋枯れの透かし硝子に貼りつきて朽葉一枚しばし留まる
13
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ひげじぃ
秋なれど午下の暑さのなぜならむ汝に逆上せし若き吾のごと
13
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萱斎院
野分立ちいたぶりたりしをみなへし しづまる宵に虫ぞなきける
12
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芳立
あきらめの道はありけり日や長き夜や長きと思ふわが身に
13
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雨夜
かたかたへ花粉ふりしく蜆蝶 ふと酢漿草の燭臺はぜる
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