コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
ひっそりとローカル線の駅前ののぼりに揺れる名物料理
14
もっと見る
恣翁
悲しびを帯びて陽の落ち 大地こそ 物思ひにし沈みたりけれ
15
もっと見る
横井 信
立冬の川を流れるひとひらの落ち葉のつなぐ新たな一歩
13
もっと見る
ひげじぃ
週一度、拙く聴こゆ鍵盤の知りもせぬ子を励ましており
12
もっと見る
ひげじぃ
幼な子は三つ団子の髪型をスターウォーズのレイ!とほほえみ
13
もっと見る
へし切
十一月の 今日は冬立つ日にならむ 朝に露おく庭の石蕗
21
もっと見る
滝川昌之
凪ぐ秋や 夏に生まれた海鳥はやがて凍てつく季節(とき)に気づけず
17
もっと見る
ななかまど
色の神いろは楓にこれ程の赤を与えしことを諾う
11
もっと見る
滝川昌之
柿枝に「鳥さんどうぞ」の札を下げ話し相手を待つ老夫婦
17
もっと見る
ななかまど
降り積もる紅葉の重なりそのままに脚たおやかに猫は歩めり
12
もっと見る
横井 信
さまざまに迷った後も振り向けば僕の歩いたひと筋の路
17
もっと見る
ななかまど
プレートの間にありて危うきもまだ使わんと核の電力
10
もっと見る
茂作
久々の遠く住む子と食事會 幼い頃の仕草殘れり
15
もっと見る
横井 信
新しく踏み出す路は見えなくて鬼は笑って来年を待つ
10
もっと見る
滝川昌之
巣篭もりの日々のドングリ集め終え山栗鼠たちは早や夢心地
18
もっと見る
滝川昌之
深夜にはノイズの消えるラジオからレコード針の跳ぶ音を聴く
16
もっと見る
ななかまど
海にきてカンブリア紀の魚のごと心ゆくまで潮騒に酔う
14
もっと見る
ななかまど
甘き香を樹下にとどける桂風ひとひら離れひとひら続く
12
もっと見る
音弥
看取るのは悲しき事と思い知り欲しくはあれどペットは飼わぬ
16
もっと見る
滝川昌之
躊躇なく妻の下着を干したのは 稽留流産 手術の日から
19
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[607]