大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
夏恋
ああ嫌だスマホ更新するたびに世に取り残された我にダメージ
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石川順一
春雨は三日続けて降りにけり水溜まりには春泥の底
18
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灰色猫
コンビニで憤怒している肉まんが激しく冬を主張している
21
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滝川昌之
伯母の手を引けば力んで一歩ずつ霙の混じる春の墓参は
23
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石川順一
右ひざが痛む月曜風呂上がりミセイや存の朗読を聞く
12
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速魚
銀雪に傾いて耐えて 温かな明かりをともす蜜柑の実り
19
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詠み人知らず
油性ペン デカデカと書く 「これワシの」 誰のものでも無いはずなのに
4
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夢士
指先のひび割れ修復ままならず毎朝きんこんドアホンを押す
16
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詠み人知らず
歌読めど恥づるばかりに呑みこめぬ 世間わたるに事欠かねども
9
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詠み人知らず
水を張り落ちた桜のふさ五つ浮かべる盆は春ひらく鏡
12
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只野ハル
特に記すべき事なしみたいな日が何日も続いていれば
10
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速魚
こんなにも待ち焦がれてた筈なのに春の心に砂嵐吹く
13
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恣翁
太腿に 顔を埋めて 秘めやかな 君の体臭に咽びてしがな
13
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石川順一
リア王がダメにならずに存続すゴーストが物に触れぬ悲しみ
6
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滝川昌之
竹林が春の合図と促せばまだ歌えずに逃げるウグイス
21
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へし切
吾が宿の君なきあとの梅の花にほふ春べはわびしかりけり
24
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横井 信
学び舎の 進む季節の 華やぎに ふとよみがえる 始まりの時
15
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幸子
さるすべり夏場の花を想像もできぬ赤紫の新芽かな
14
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コタロー
春の川大きな鯉が群れなしてダイナミックに泳いでをりぬ
3
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灰色猫
まどろみの夢路に沈めば眠りいる己が己に刃を立てており
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