白亜のお気に入りの歌一覧
三沢左右
吾妻が真黒き髪の伸ぶる夏川原に遊ぶ花ぞをかしき
11
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三沢左右
あやにくの真闇夜きみを乗せてゆく雷よりも速きタンデム
8
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三沢左右
あをく伸ぶる松葉ささめく軒下の陰深ぶかとはつか雨降る
17
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聴雨
穏やかな迎へが早く来るやうに代筆の手をふと止める声
14
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浅草大将
ひとひらの花にあはれをかけずしてふみの春とは聞くも悲しき
27
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粕春大君
群雲の月にかかりて鵺どりのうら鳴くよこそかなしかりけれ
24
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たんぽぽすずめ。
笹の葉の一つ浮かびて深淵の眩しさに抱く君との出逢い
14
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聴雨
おほらかな風に花びら舞ふやうに蝶ふたひらの綾とぶ夕
15
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聴雨
東のやまぎは白く染めぬいてねむれる里の月はしづけし
17
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聴雨
アベリアの白際立てる落日のやはらかきかな遠き眼差し
12
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聴雨
蓮池を訪ぬるものは朝咲くつぼみにとまる風のひとひら
12
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ケンイチ
喧騒を離り夜の霧に独り醒め濡れし翠の道かへりゆく
9
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ケンイチ
志ひとつをはこぶ白河の先はみどりの濃き道であれ
8
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ケンイチ
変はらずに海峡に生ふる一条の碧を求めぬ 雨音遠し
10
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聴雨
けさめ降る白ひと色の山間にやは肌めいた合歓の花咲く
10
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聴雨
雨されば望むゆふべの穏やかな寝息に似たる青き山並み
20
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聴雨
片影を拾ひてあるく黒ネコの足あとぽつり夏かげりゆく
12
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聴雨
つばくらめ軒を仮寝の宿として羽繕ひてふたたび出でむ
20
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元円
夏の陽に燒けて崩れし紅のカンナの花瓣土に還りぬ
5
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みやこうまし
寂しさは火照る夏日の底にある木陰で睦む鳩眺めおり
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