詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
朔夜
名のらずに君は君はとたゆたへて行きつ戻りつ春の白波
7
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深谷真雪
詠むことでしか言えないこともある誰に宛てても悲しい手紙
8
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小茄子
落花弁 蛍光はなち 紫雲木 葉細工透かして レースの曇天
6
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へし切
花みれば都も世をも忘るなら恋ふらむ人の忘るものかは
19
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灰色猫
ゆく道に新たな道に華やかにふたりに春が舞いますように
22
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滝川昌之
手折らずに撮らずに置けばその花の色も匂いも風が記して
19
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深谷真雪
物心ついてあったこの壁を崩して進む日はいつだろう
7
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更紗
花びらが夜風に散って舞い落ちる別れの言葉を今言わないで
9
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ななかまど
田起こしを見守りくれしカラスにも都合のありや午後はセキレイ
8
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更紗
永遠と刹那が混じり合っている 桜 はかなくただ美しく・・・
10
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浅草大将
世につくす道はまことのひとすぢを右よ左と何あげつらふ
2
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河のほとり
散るはただ雪にやあらむ夢なりし花をまだしき時にかへして
10
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石川順一
歯の秩序意訳されたる夕べかな若芽がどんどん出て来る春に
8
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芳立
人知れず庭に咲きたる花ひとつ卯月に雨をいく日恋ふらむ
8
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石川順一
焦げて居るトースト食べる苦痛かな昼餉に食べるすき焼きの残り
10
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聴雨
雨あがり軒より落つる白玉を首かたぶけて眺むるつばめ
10
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恣翁
海霧の中に 目覚めしお日さまは 陸地を目指し 黄金に輝く
13
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つちだゆういち
孤独故すぐに恋する愚か者 猫も女も追うほど逃げた
12
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つちだゆういち
めんこいと言われ続けて早三十路童の如く老いを迎えり
10
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つちだゆういち
厄災はくしゃみの如く起こりける人は忘れり眠りの如く
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