名鈴のお気に入りの歌一覧
うすべに
手の中のちいさな華をいつくしむ 散り菊までと揺らさぬように
8
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水紫
あわよくばあなたの隣で見たかった最後の地元の花火を二人で
6
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横井 信
暑かった夏の記憶をひもといて風に吹かれる夜のあぜ道
12
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千映2
蝉時雨黄緑色のいが栗の中に沁みこむ時のゆくりと
7
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千映2
この夏に履かれることのなき下駄が靴箱の隅あきらめの顔
6
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高松 蓮
懐かしき 再放送の 洋画見て 歓声上げる 娘の成長
4
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千映2
ただ一度クラゲの如く泳げたら生きてる意味の嬉しさが増す
8
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び わ
日常の食でウイルス遠ざける食材注意健康管理
4
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みのる
定型と古語で鎧えるわが歌は殻を負いたる蝸牛にも似て
4
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みのる
哀しみの作法を拉ぐその先に赦されてある喩を何と呼ぶ
4
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詠み人知らず
虚しくて握り潰した黒いもの上書きされた悪しき想い出
3
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みをつくし
有り難く賄ひ附きで食後には いつも言の葉「宜しゅうおあがり」
27
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祈り花
紙風船吊せば微風にゆらゆらと寂しさ殘す孫の置き土産
10
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緒川みるな
炎々と天上の日は降り注ぎ熱風溜めて大地を燃やす
2
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トウジさん
経詠みて 愛しき魂や 還りたり 障りなくあれな つっと御座せ
7
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ななかまど
真赤なる大輪のはな咲ききるも仕舞いこみたるダリアの花名
11
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灰色猫
明日もなくアスファルトに転がってのたうちながら夜に鳴く蝉
24
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艸介
天水も無き炎天に咲き誇る ただ一輪の野辺の秋桜
11
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西村 由佳里
どんな文字どんな色あい決めかねて作り続ける絵本の表紙を
4
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滝川昌之
緑々と夏のまといを残しつつ蜩カナと暮れる山肌
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