吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
半格斎
秋風の流るる稲田に翁立ち 黄金見しつつ顔ほころばす
21
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真雪
自転車に乗れたというただそれだけで褒めてもらえることの貴さ
9
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真雪
マグカップふちのところが欠けていて埋まらぬままにまた朝が来る
9
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真雪
雨上がり見慣れた路が黒々と月に照らされ柔らかくなる
11
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日置鳩子
足裏の冷たしと鳴く子雀に振り返りたるトルソーのニケ
6
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日置鳩子
マラリヤで震え始めた戦友と祖父を見つめた裸電球
12
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日置鳩子
堀割は秋の夕べのハブ空港発着を待つ猩々とんぼ
9
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日置鳩子
「鷹の渡りの時期」とアナウンスのありてまほろばホールに空の広がる
9
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日置鳩子
雪原のごとき誌面の空白に故人の歌の隠れいるらし
12
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ふじこ
藁焼きの煙たなびく津軽野は母なる岩木の山河に護られ
17
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ふじこ
いつからか人との距離をはかるのは幼き頃は考えもせず
14
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荒野のペンギン
一日を終えて手にとる化粧水何がどうとかいうのじゃないけと
5
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荒野のペンギン
チャルメラの妙に哀愁漂いて夜鳴きラーメンついついおかわり
6
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春野はな
ふとテレビ見れば横顔あの人に似ていて切なく優しい目元
8
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春野はな
逢いたくて自宅の前は素通りし遠回りするも君がいなくて
11
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春野はな
彼へライン迷惑だろうかウザイかな今日は控えるスマホを置いて
7
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春野はな
バツイチと子持ち、年上それも十引け目感じて恋に進めず
8
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春野はな
アイディを教えてくれたあなたから返信ないってどういうつもり?
6
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詠み人知らず
褒められて ない伸びしろは 伸びずとも 頭の上で音符が踊る
9
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詠み人知らず
時差もあり温度差もある文字羅列「期待しない」を信条とする
8
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