詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
咲く花の白きを見れば飛鳥川 かほりもゆかし遠きふるさと
11
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幸子
誰一人もらさず鬼より守らむとする乙女は鬼の命をも惜しむ
10
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可不可
隼人の國を鞭うつ龍神けふ漸く東の海原へ去る
9
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つばす
「愛してる」と言うよりも「ありがとう」 と言う方が家庭円満
4
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滝川昌之
しとど降る雨に巣篭る子らのため稚貝つつくか磯のヒヨドリ
20
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大上
霧雨の薄く照りたる岩肌に惠む息吹きと望む生命よ
4
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falcon
軒を打つ雨のしづくの音聞けば香る紅茶にショパンの調べ
11
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falcon
古希近くなお働けと鞭打たれ営業に出る梅雨空のもと
8
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煩悩
転がれば良い激しく夏の坂道を君は若すぎる毬栗
6
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KEN
母を呼ぶ 泣き声枯れて 涙尽き 裸のままで 稚兒は骸に
10
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灰色猫
文月の怒りの雨や亡き人を偲ぶ想ひを乱し給ふな
16
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横井 信
草むらを照すライトにやわらかくひかりを残し落ちる雨だれ
13
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うすべに
なつかしい花たちばなの香にあえば むかしの恋の面影と知る
9
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朔夜
よく食べてぐっすり眠りコロリンと吾もゆきたしポチたまのごと
3
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詠み人知らず
新月に願いをかける希望とは自分を信じ生きて逝くこと
4
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可不可
ボタンやらファスナーやらホックやら 毎朝更新わたしの結界
8
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滝川昌之
伸びしろは支柱の丈と決められて定め知らずに無垢なアサガオ
15
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ななかまど
まっすぐな十勝の道の始まりに刈り残されしカモミール起つ
7
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コタロー
池望む手摺にありし蜘蛛の巣の蜘蛛は逆さまどれも動かず
7
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コタロー
木漏れ日の中に聞ゆる鳥の聲枝を飛び交ひ姿を消しぬ
6
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