詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
金網が大袈裟に写る望遠は軍用ヘリをしかと捉える
14
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滝川昌之
絶対に抜かれたくない負けん気がこの自転車のアシストとなる
19
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詠み人知らず
石畳の 上に散りぼふ紅き花弁 風立ちぬれば螺旋に舞へり
13
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秋日好
不機嫌な夫の顔はただ単にかぼちゃスープを無視したせいで
12
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秋日好
この肩に止まっておくれ今だけは心が鉛に変わる瞬間
15
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秋日好
鉛なら心痛無きと思えども生きろ病床六尺であれ
15
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へし切
薄らかに今宵の月夜かすみたる晴れぬこころの置き処もなく
28
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葱りんと
寒いのが 嫌なら南国 住めばいい 留まる理由 ここの何処好き?
10
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千映
一人旅す若き吾の懐かしく今行きたくも難しくあり
11
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inosann
帰る家わからなくなりし義母となり同居を急かす吾の心中
23
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へし切
吾が胸のさても心は変わらぬを憂きに堪へぬは老いにぞありける
25
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秋日好
首元にあった私のはくちょう座屑星増えてもう辿れない
19
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石川順一
明日死ぬこの決めつけは何なのか象徴的に傘を選べり
19
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石川順一
昼の月軍用ヘリの幻かクレープ食べてチョコリッチかな
10
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詠み人知らず
みどり児の鼻水 じゅるりと躊躇はず 吸ひつる人に母の愛見ゆ
14
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詠み人知らず
わからない 何と闘う どうしたい 己心の闇をビビりつつ掘る
13
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詠み人知らず
何しても溶けてくれない どうしよう こんな大きな好きのかたまり
16
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灰色猫
のりたまを迷うことなくふりかけるこの平凡な素晴らしき日々
23
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滝川昌之
足はつり薬缶の水をかけられてそれでも走る楕円球めがけて
27
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吉野 鮎
あつけらかん詠ひしうたのあかるさよきみも雛罌粟われも雛罌粟
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