炭酸水のお気に入りの歌一覧
ことぶき
ゆくりなく人生の春訪れる 我が身に宿る ちいさな命よ
4
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西村 由佳里
読書家になるには君の声がいるさあ始めてよムカアシムカシ
6
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野々花
この指のひとつひとつに灯を点し夜に溶けゆくマニキュアの紅
20
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笹原八
変わらないトキワのもりでぼくたちはいつか逃がしたピカチュウに会う
4
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麻
春風にゆらりみだるるかずら橋 君にひかれてともに渡りぬ
26
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けら
春風が触れに来るのを息詰めて 揃えておいた丸い膝小僧
11
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朧月
懐かしき物語へと手を伸ばし刻巻き戻す春の宵夢
18
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らむね
徒歩十分の道を十五分かけて ひとり帰る夜の空の月
8
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己利善慮鬼
団子屋の香り芳ばし故郷の駅のベンチで特急を待つ
14
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鍬乃呑
外に出ず人にも会わず湯上りの髭の柔さを確かめている
6
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へし切
降るときを忘れて春のなごり雪 野辺の緑をやさしくつつむ
29
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水無月
肩すぼめ日なたを選び歩く朝 車道の白線瞳に眩し
7
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南きまま
景色の代わりに泣き顔が映っている木曜夜の新幹線
7
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もり
家族ではない人の手は湿り気も厚みも違う同じにんげん
11
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林林
信号が赤にて待てる四つ角に沈丁花の香甘くさわやか
25
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野々花
母さんの形見の指輪眠る箱開ければ流れる「乙女の祈り」
23
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千映
京都から北前船でお越し入れ享保雛のまだ凛として
23
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月虹
二十億光年の孤独 星ひとつ見えない夜の片隅で知る
31
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リクシアナ
帯結の盾矢に文に雀にと変化させるは磨く腕のみ
12
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たけくらべ
空青く若葉の萌ゆる春は来つ草を褥に浅き夢見し
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