灰色猫のお気に入りの歌一覧
千映
妻亡くし離れた土地で大学の長となりし君いつか会わんと
11
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詠み人知らず
開店の準備の様は一様に 自動扉が 開きっぱなし
8
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野々花
色褪せた小菊を燃やし泣きそうな空へと送る弔いみたいに
19
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たそがれ
溶けかけのチョコレートをまた冷やしたら 白く濁った 恋と同じく
6
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灯依
ボキャブラリーが乏しいわけじゃないけれど 使い方がよくわからないんだ
5
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祐鈴
安っぽい感動なんかいらんしな、組み立て体操せんでもええよ。
10
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祐鈴
通販のカタログの中、もう少しこましになった私を探す。
10
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糸井 紫
水音に耳を済まして眠る夜 何号室に降る雨なのか
7
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糸井 紫
橙に 輝く町は 温かく 母の手料理 まぶたに浮かぶ
8
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へし切
久方に卓を囲みて笑い声箸がすすむよ楽しい昼餉
22
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雪柊
争いの絶えぬこの世は百鬼夜行我らは詠いて平和唱えん
15
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千映
足場ある我が家は機能働かず取り込む花が外で待ってる
9
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雪柊
我が文に応えてくれた恩師こそ平和を唱えた反戦の女性
13
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雪柊
初恋の君よ今でも憶えてる笑顔見せてね 夢で逢えたら
17
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恣翁
薄霜を帯びたる濡れし軌条こそ バラスの群れの上に佇め
12
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右島絵莉
雪来ぬと 天気予報の 伝えけり 霜の白きを いざ目にせむと
6
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林林
ごめんねのメールを送る許されぬことを覚悟す爼の鯉
14
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たみお
洋服の 前と後ろを 間違えた 違和感のみを 羽織って生きる
9
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美津村
「こづかい帳」も「おえかき帳」も残りゐて嫁したる吾子の産月せまる
10
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美津村
箪笥を移せベッドを捨てろその部屋は間なく産まれる孫の寝る場所
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