詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
雨の中居酒屋に行く冬温し裸木などの写真を撮れり
27
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千映
本年も宜しくなんて書かなくて九十四歳元気と書きなよ
24
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千映
テレビ見て笑う二人の婆の声あまりの大きさ夫席立つ
11
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夢士
柚子しぼり 夕餉の膳の 柚子の香や 湯豆腐食みて 柚子湯に入りぬ
19
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千映
ゆず四個浮かべる時を失って出番待ってる出たとこ勝負と
12
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あふひ*・○・*
奥深くひとつの想いを手離せず新たな世界を見れぬ愚かさ
25
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葱りんと
ボタ雪が 音かき消して 静かな夜 ソリの鈴の音 心で聞いて
18
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野々花
肺を病む私のためかせいなのか禁煙九年肥ゆくだんな
22
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藤久崇
風雲も 湯浴みさせるか 夜はぬるみ 草木は露に 香り出でつつ
15
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絮谷新
夕靄に烟る山際薄明かし家路に向かふ雁を數ふも
18
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みやこうまし
妻逝きて介護の枷を解かれども身を持て余す新たな自由
20
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ゆうか
古木より小さきひこばえ芽生えたり生命ふたたび明日へとつなぐ
11
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ゆうか
吹きすさぶ風と踊らむ冬さくらしがらみ放てり師走の空に
7
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詠み人知らず
信じてた誰かの聲を無意識に裏切られては勝手に傷つく
6
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コーヤ
襟立てて歩みの横をからからと落ち葉追い来て追い越してゆく
21
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コーヤ
はにかんだ乙女のように頬染めて下向きかげんに笑む寒椿
20
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沙久
諸々の 思考純化し 詠い手が 生み出す歌に「どうもありがとう」
24
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ラベンダー
極薄の 夫の粥の味 胃の調子 悪き吾には 優しい味よ
22
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詠み人知らず
うれしくも月とオリオン並びいて照らし給へる庭の明るさ
31
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詠み人知らず
冬に入る利休鼠の日本海激しく岩打つ波の花舞ふ
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