詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ナンパなど出来ぬも せめて気を引かむ 部屋の電気を明滅させけり
13
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秋日好
逐一に自分の詩作を解説す作者に興ざめ感じる日曜
22
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詠み人知らず
しがなき身 その終焉を飾るがに 青く光れるシーエレガンス
13
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只野ハル
猛暑日は被災者にもボランティアにも苛烈なるかなこの空の下
14
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只野ハル
火を点けぬ湯沸かし器からお湯が出る得をしたとは思えぬ暑さ
7
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詠み人知らず
自転車をひとり海へと漕いで行き日焼けと疲労を連れて泳いだ
18
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滝川昌之
街灯の夜会に踊りつかれては真夏の恋に尽きる虫たち
23
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KEN
吹く風に御靈の烟山の端へのちに現世見守る神に
14
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夢士
蝉の子よそっちは道路だ危ないぞ吾の手にのり街路樹の幹
22
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可不可
鬼の腕かかへ飛び去る鬼の背を 追ふ武士の心にも鬼
10
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横井 信
のんびりと雲のレースを眺めてる僕を包んだ蝉の鳴き声
17
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つちだゆういち
馥郁な恋の眩暈に酔いしれた去りし淑女のシャネルの残香
20
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幸子
天地ほどに引き裂かるるも尚一層激しく燃えつ結びゆく魂
12
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松本直哉
恩智川越ゆれば信貴のやまやまのもゆるみどりのせまりくるかな
6
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幸子
力尽きし体はやすめ心をば歌詠む筆となして踊らせむ
12
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夢士
手のひらの雨蛙見る孫の顔ぴょんと跳ね来てきゃっと逃げ行く
16
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秋日好
捨て猫を拾っていいかと夫に訊く夢を見ていた微熱の中で
21
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蔓葵
あけぼのの雲のむらさき立ちたるはあふみの風の仕業なりけり
15
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秋日好
心折れ家に留まるお遊びのダブルスを観る外は涼しい
12
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KEN
隱沼の木賊に潛むくちばみのまなこ見詰めて我が影探り
17
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