詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
七草の粥に焚かれし母子草春の野に在り優しき産毛
19
もっと見る
千映
水盤に紅色椿浮かばせて優雅な時間創る愉しさ
12
もっと見る
恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
24
もっと見る
浅草大将
この雨よ流さばながせ一ときの旅の橋にと我がかけにしを
8
もっと見る
小茄子
今ならば 逢わずにおれば この想い 燠火も灰に なるやも知れず
10
もっと見る
朔夜
あなたには面と向かってごめんねと言えるほどには強くなかった
6
もっと見る
仁奈
凛として社会に背く君が好き私に媚びる、貴方ではなく
9
もっと見る
朔夜
凍結の蛇口ゆるみてほとばしる春の嵐は明日来たるやも
10
もっと見る
アガサ
爆弾やゲリラなんぞと物騒な気象用語も世相映して
8
もっと見る
銀
なりたいと思うひとにはなれなくていつもまあるく深爪をする
11
もっと見る
海恵ふきる
はじめからあなたは綺麗だったのかわたしが恋をしたからなのか
10
もっと見る
詠み人知らず
懐に一つ忍ばす文と矢と恋の噺の色の失せなく
10
もっと見る
おとかぜ
ひさしぶり 言い終えぬ間に 満ち足りて エレクトリック 叶わぬ懷い
6
もっと見る
仁奈
温かな背中を触る今だけは貴方のもので居てあげるから
9
もっと見る
滝川昌之
パティシエが燕返しで空を塗る低くひくくと薄雲を塗る
20
もっと見る
へし切
まなうらに映る故郷のおもいでは紫雲英の畑にまろぶ幼子
21
もっと見る
ことぶき
ただ肩を抱いてもらえるだけで良い この感情に名前などなく
10
もっと見る
石川順一
微動だにしないヤモリを発見す障子の敷居の木の上に居る
10
もっと見る
石川順一
ユスラの葉紋白蝶が動かない青木の葉では動き逃げたり
12
もっと見る
聴雨
まだ呆けちゃ早い、と昭和八年が五年生まれを叱咤激励
8
もっと見る
[1]
<<
379
|
380
|
381
|
382
|
383
|
384
|
385
|
386
|
387
|
388
|
389
>>
[402]