詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
バロンマン
宵宮に氏子が集う傍らで神輿はひっそり宮立ちを待つ
18
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KEN
六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
24
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へし切
あつき日にねがひし程は立ち昇る雲ひとむらの夕立の空
24
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詠み人知らず
弱りなば 饐ゆる甘言囁きて 魂もてあそぶ死神の影
11
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詠み人知らず
古ゆ 連綿と継ぐ祭りさへ 取りやめさする酷暑なるかな
20
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KEN
思ひ草尾花の若穗立つ影に秋露怯えつ祕めて寄り添ひ
16
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聴雨
裏木戸を訪ねし猫の鳴く声に姿おもひてしばし聴きゐる
14
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つちだゆういち
抱きしめて掌這わせ味わえば君は目を閉じニャンと啼く
11
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詠み人知らず
今年またお盆の日には墓地の隅百日紅空咲き竝ぶかな
10
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松本直哉
探検にいづち行きけむあさ帰るねこの額のひとすぢのきず
8
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蔓葵
蚊遣り火の煙の末は知らねどもわれぞひましに下焦がれぬる
20
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幸子
ちらほらと発声練習しはじめる蝉に猛暑日予感する朝
21
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詠み人知らず
午後三時ボーイソプラノわが家ネコとっとこかけて来おめざはなぁに
10
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詠み人知らず
世間とか一般といふ類型の秩序を凌ぐ鼻毛の不快
4
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可不可
テスト上位な奴らドヤ顔(に見える)大食ひなら負けないのにな
10
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河のほとり
つつみかね思ひの色の満ちぬれば夕べの空のかくやかなしき
19
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朝野沙耶
やれ宵と染むる迫間にあさぼらけ短夜ばかりこひ夜の花
7
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朝野沙耶
かく語る袖振り合ふも多生の縁汝と過ぐ日も然ぞあらむや
7
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幸子
緑から赤へと駆けるグラデーショントマトは真夏めがけ連なる
23
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松本直哉
わが庵はみやこのみなみ淀川といこまのやまを見晴るかす丘
6
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