詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
土砂降りの後のドアから闖入者元気に跳ねる殿様蛙
17
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煩悩
ドラゴンが泣いてしまって仕方なく戦う前に与えるエナドリ
10
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縫
涼しいね隠した心十重二十重 嵐の前の静けさかぶる
6
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石川順一
遂に来たクーラー付けぬ一日が初秋の様で少し爽やか
20
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恣翁
新たしき花附くる紫薇 触れませば 身を慄はせて 復た散らましを
19
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滝川昌之
境内で読経のような蝉時雨 宗派を超えて呉越同舟
28
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幸子
膝頭そろえカメラをスタンバり踊り待つひと道にひしめく
15
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夢士
昇り来る月よ汝は明日もまた吾庵の屋根照らしくるるや
17
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滝川昌之
昼下がり空いた蕎麦屋の風鈴がセイロの前の「打ち水」誘う
31
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秋日好
暮れ方はやはり苦手だ人生で成さぬことのみ浮き彫りにする
23
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横井 信
草いきれ香り立つ道 駆け抜けて水を飲み干す少年の汗
17
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へし切
君なくてならす扇のわびしかり風のゆくへに偲ぶ面影
24
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蔓葵
なつひぼしあつき氷の下にだにながるる水は絶えせぬものを
10
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横井 信
空高く水場を目指し屋根を超え旅する夏のアオスジアゲハ
16
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松本直哉
終演の拍手のごとく蟬しぐれ夏のさかりをたたへてやまず
10
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藤久崇
高光る 日こそ休めよ ぬばたまの 黒き使いも 蔭に隠れば
22
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詠み人知らず
「僕扇ぐ」 額に玉汗浮かべさせ 祖母を涼ます 弟の顔
9
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藤久崇
国民の うえも知らずて 思いなく 我が世は絶えぬ 盛りと思いて
17
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藤久崇
ちはやぶる 神代を言いし 上人の 御祖の跡を 辿らざるとは
12
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吉野 鮎
逝きし汝の夢に目覺めしあかときを微かひぐらしかなかなかな沁み
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