詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
退屈な視界に宿る紫陽花の色取り取りの顔並ぶ道
4
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吉野 鮎
汐の香の雨模樣ふ街に微かして摩天樓群に霞む於母影
10
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吉野 鮎
幼らの掬ゐし金魚ゐつとせを火鉢の池に孤り生きをり
12
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KEN
闇の夜の 川面の音は 荒ぶれて 痛手の獸 吐く息のやう
10
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詠み人知らず
しなやかな心のうちに打たれよう老いて乾けば容易く折れる
3
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横井 信
ひとときの梅雨の晴れ間に錆びついたレールの先へ虹の架け橋
12
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幸子
白髪染三段腹にソバカスにどうしてくれる君が好きです
12
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灰色猫
かささぎの橋の向こふの面影を雨なかくしそ涙降るとも
21
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可不可
雨あがり笹の梢も泣き濡れて短冊の彩にじむ夕暮れ
10
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灰色猫
「さよなら」と笹に結びし七夕に想いし君をまた好きになる
19
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滝川昌之
重たげな柳の枝が風に問う底の見えない雨季の終わりを
19
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ななかまど
梅雨晴れ間クジャクサボテン咲きおれば手のひらほどの異世界はあり
7
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夕夏
ひとえにかがやくきつねのかみそりがやえざきよりもはえるみばえで
4
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夕夏
おうせいにさくしゅをはかるもろもろのとりまきのいるこれがせいかい
5
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詠み人知らず
新しきカフェに集うも老い三人足腰肩こり痛みの市場
11
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び わ
介護終えホッと一息清々し利用者さんの笑顔瞼に
5
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KEN
さみだれの 幾粒を止め 魂に變へ 一藥草の 白燈るかな
10
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夕夏
よまいごとさつじんしゃにもびょうどうとさいばんしょいいひがいしゃとのさ
3
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夕夏
ねんきんげんしぜいしゅうにするとはいわぬせいじかたちのたぬきぶり
2
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横井 信
首筋をそっと撫でてくそよ風に耳をすませば遠き潮騒
10
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