ふじこのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
水の中 青い硝子のラムネ瓶 透かして映す 夏の川底
21
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紫草
「おかあさん」と呼ばれて窓を開けたれば同じ顔して手を振る娘孫
19
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大野 冨士子
席を取り化粧はじめる高校生 ここは地下鉄 キミは男子だ
115
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林林
頑張って褒められなくても頑張りの手を緩めると破綻してくる
22
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詠み人知らず
人恋しき思ひは誰も抱くもの 齢ふるるも若きも同じ
27
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林林
三枚の布団に四人雑魚寝する狭いけれども楽しい我が家
115
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滝川昌之
あちこちで蝉の葬儀を営んで喪服のアリの夏は哀しい
30
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まあさ
学び舎で 聞いた昭和の 蝉時雨 思い出しつつ 読む友の文(ふみ)
24
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大野 冨士子
べとついた手脚を拭いた濡れタオル ひざ掛けにして 一息をつく
115
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灰色猫
真夏日に打ち水を撒く少年は庭を初秋に染めてしまって
15
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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己利善慮鬼
ひと夏の恋にもなれぬ漁り火は浜の祭りの灯を遠くして
8
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へし切
いつまでも君に抱かれ眠りたいたとへこのまま恋ひ死ぬるとも
28
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紫草
青々と丸い地球のてっぺんのベンチに座るやがて星降る
16
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恣翁
霖雨の 漸く上がり 待ち侘びし陽射しは 殊に煌きためり
18
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ながさき
父母の恩 須弥山よりも なほ高く 大海よりも なほ深しとぞ
28
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まあさ
這えば立て立てば歩めというけれど 生きててくれる それだけでいい
31
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ながさき
百万年 暗き場所にも ひとすぢの 明かり灯れば 世界は変はる
30
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大野 冨士子
夏休み旅行どころか外食も 珍しかった 昭和の子供
115
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へし切
黒髪のみだるる今朝は解きて待て明ければ暮るるものと知らなむ
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