澄舟のお気に入りの歌一覧
卯月
さようなら瑠璃の夜明けは透きとおり別離のあとの輪廻を思う
11
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千映
冬休み硬筆習字教えてと孫の取り組む目は真剣で
18
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滝川昌之
すももの木下で冠直すなと車内でつり革つかむ俺たち
6
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藍子
歌詠みの冥利につきる拍手見て末席歌人の嬉しさに酔う
22
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コーヤ
義母縫いし温かき綿入れ半纏の香に包まれて寒さ忘るる
22
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灰色猫
幽玄な山水画に住む仙人時おり煮炊きの煙をあげる
18
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夢士
柚子の木に鵯現わるるその前に採りて絞りて美味き焼酎飲も
23
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詠み人知らず
いつしかに夕紅ほのと浮かびける合歓の花咲く丘に眺むる
9
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詠み人知らず
老女とてカノンを歌ふ年忘れ今年のうやむや解ければ花咲く
18
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詠み人知らず
木枯らしに彩も薄れて山ねむる冴えてきらめく星の郷偲びぬ
20
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林林
弟か妹をくださいサンタさん間もなく母のお腹ふくらむ
4
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もなこもち
ラベルには十代の頃のきまじめな文字が書かれたカセットテープ
10
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千映
コンビニのショートケーキで済ませてもクリスマス気分他で味わう
15
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滝川昌之
今日解いたリボンを全部結んだら世界は一つになるのだろうか
8
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海原 真生
好きだよと 呟く君に 心臓が 冷めた心の 処理を教えて
5
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海原 真生
捻挫した足引きずって家事をする 密かに決める 別れの期限
8
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詠み人知らず
沸点の泡立ち静かに待ちているわれはほのかに素直になるか
24
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滝川昌之
来年は我が家のシャリに銀がつく 25年の熟成栽培
6
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曖緒子
曇天に 豆粒のような凧ひとつ 凍らぬように空かき混ぜる
11
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藤本
深緑色のセーター着て今日は君の森林浴でありたい
6
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