詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
青空の青を仰ぎて動かざる蝉の屍最期のかたち
10
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詠み人知らず
欲しいもの空にあるんだと去っていく羽は恋慕を連れて飛べない
10
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可不可
青空の火の玉かっとばせ 暑気ばらひ 通天閣が金属バット
11
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千映
衣紋抜くゆかたも色気ある姿女の過去を知る京の街
16
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恣翁
散りて後 漣に 身を委せたる蓮の花弁 一片二片
23
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詠み人知らず
岩を打つ烈しき滝音 涼を呼ぶ飛沫に虹のかかる夏空
18
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詠み人知らず
夏休みラジオ体操に集いくる皆への麦茶私の日課
16
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松本直哉
封きればふはりとかをる柑橘のアールグレイを淹るる朝涼
9
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へし切
井の中の蛙となれば世を知らずいつしか己がこころを腐す
27
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千映
スイーツを食べたいばかりに昼食をこんにゃく素麺これもまた良し
10
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滝川昌之
雲の影 虫取り網の邪魔をして青田かすめるトンボを隠す
21
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つちだゆういち
瞼には君の面影色褪せず今も募りし夏の思い出
17
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詠み人知らず
江戸しぐさ粋に小粋にあいたくて机上の古地図浜町河岸へ
18
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吉野 鮎
臍曲がり野分ひと夜を吹き荒ひ大曲がりしてこの國舐めゆく
17
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恣翁
物寂ぶる 北向きの部屋の窓の下 断腸花にし 主偲はゆ
20
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詠み人知らず
寝がえりをうつ子の髪の爆ぜたるを アニメのキャラを彷彿とさす
9
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KEN
ひぐらしのしぐれに紛れ身を削る老ゐた櫻木咲きあきらめず
17
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KEN
夜籠りの泪の色の月草に衣の染まるありあけの朝
18
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松本直哉
爛熟と腐爛のあはひ「すべて空」果実と髑髏となりあはせて
4
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詠み人知らず
線路沿ひシロツメクサが咲く丘を自轉車漕いで見た隣町
8
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