コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
巡り行く十一月の風に舞う落ち葉を照らす優しいひかり
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横井 信
終わらない会議の続く窓の外 雲の端染めて夕陽は沈む
15
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横井 信
水香る刈田で遊ぶ鳥の群れ陽射しの中へ輪を描き飛ぶ
15
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滝川昌之
園庭を仮装のお化けが逃げ回りスクランブルに先生が追う
20
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滝川昌之
刈田から落穂拾えば丸くなる体脂肪率上げゆく雀
21
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滝川昌之
大輪は農家の庭の菊にある夕空高く舞う鳶にある
23
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可不可
走るほど体中の肉が揺れて 男子より不利な重力
10
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灰色猫
地を這って進化を遂げた肉体が海のリズムで呼吸している
22
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ひよこ豆
寒そうに道路の端にかたまって道行く車を見上げる落ち葉
21
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ひよこ豆
公園の枯れた枝葉に隠された白い紫陽花 可憐に一輪
20
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萱斎院
絶ゆれどもなほ咲きぬるや野辺の花 かずならぬ身にしむあきの風
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藍子
見上げればそこに有るのはいわし雲巡る季節の秋の終わりに
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可不可
薄雲が真綿さながら磨き上げ 青すぎるほど秋空もどる
10
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滝川昌之
痩せ細る蔓に小さき名残り花 支柱に別れを告げる朝顔
22
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石川順一
下降して上りに転じる蟻が居る家の中では生きられぬだろ
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石川順一
ごぼごぼと出て来る泡は大きすぎ「あつく」ボタンを何時も押したり
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石川順一
耐震の工事が進む大橋は渋滞緩和の要請がある
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夕夏
じょしなくばてにはをへないうたづくりかんじおんどくおくるかなしさ
4
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夕夏
いしばしをたたいてわたるあべしゅしょうかけたことばのあるやあらずや
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夕夏
きみがいうこけがはえてるざれごとはせんないことといわしめしたる
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