灰色猫のお気に入りの歌一覧
只野ハル
にわか雪髪に積もりてなお白く脚を早めるスーパーの帰路
14
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只野ハル
寒風のにわか雪舞う裏道で買い物袋持つて手冷たく
10
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詠み人知らず
そうやって憎しみ育てているうちに 君が疎まれ 朽ち果てるのだ
16
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あふひ*・○・*
大人等は交通手段を確認し子等はだるまを造る算段
18
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佐藤水村
林檎剥く薄日射し入る台所指先仄か影の点しけり
6
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矢車菊
なぜ歌を詠ふのだらう 答へなき問ひと知りつつまた詠ふなり
11
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矢車菊
星と星 指でしずかに紡ぐやうに今宵もわれは歌を紡がむ
11
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佐藤水村
床暖房置けば炬燵の上掛けの身を持て余す月夜なるかな
4
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佐藤水村
冬の朝財布を出せばホームレスの俯き歩くを思ひ出しけり
4
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佐藤水村
香水のいらぬ女は幾夜もの悔いの甘きに咽ぶなりけり
4
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矢車菊
透明な音楽のやうにわたくしの傷に触れきしきみの指先
19
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矢車菊
本当の自分を封じ 幸いに甘んじようとするぼくがいる
8
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矢車菊
在りし日のきみの微笑みはこぶやうに雪解け水は流れてゆきぬ
11
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ゆりこ
陽も射さぬ北風すさぶ街角に警備員らは今日も明日も
16
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夢士
ガチガチの雪踏みしめて日の出まえ足を取られてあっツルリんこ
13
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リクシアナ
薪燃ゆる暖を分け合う友笑顔語らいて待つ夜通し吹雪
10
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しゃか
「お魚のおいしい街に住みたいね」笑顔で返す「あなたらしいね」
6
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佐々木サカナ
湧き上がる不満も不安も煎って挽きお湯を注げば泡立つ珈琲
7
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詠み人知らず
着膨れのバスは常より混みあって 運転手まで 不機嫌みたい
15
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千映
愉しさのお裾分けしたい人がいる素直な気持ちで受け止めてほし
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