灰色猫のお気に入りの歌一覧
風船人
出勤の我を飼猫見送りて雪の翌日凍結の朝
8
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葱りんと
前歯ない 間抜けた顔で いい笑顔 期間限定 からかう幸せ
11
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乙女田虎子
はぐらかすバツが悪いと目をそらしそれはさておき腹がすいたな
4
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乙女田虎子
真っ赤にはならない程度の嘘をつくカッペリーニは君の後れ毛
5
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あんとん
お人好し イランカラプテ よく来たね ホットミルクに きな粉でも飲む?
6
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へし切
詠む和歌の言葉の変換ミスをして拍手を得ては後の祭りと
19
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新座の迷い人
陛下歌 感激出来ず 戦没者 慰めなのか 無念に散った 若人達よ
8
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桐生賄
自車校も 残すところは 卒検だ 本番土曜日 焦らず行こう
8
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乙女田虎子
ぼそぼそと食べる深夜のカップ麺ならぬ電話を待った挙句に
5
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うめ
滑り台上なる君は誇らしげ世界を統べる王様のよう
11
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恣翁
松の薪燃えて 俄かに部屋中を 銅色に明く染めけり
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美津村
挨拶くらゐ返して損にはなるまいに他紙配達員顔そむけゆく
8
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美津村
月光に瓦屋根の光る街しはぶきながら新聞配る
8
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美津村
積雪に滑らぬやうに配りきてこむらがへりに苦しむ今朝は
9
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コーヤ
ひんがしの窓に射し込む陽のひかりおかずが光り食欲すすむ
12
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コーヤ
風凍り身体縮めて冬野道風に揺らいで白花は笑む
12
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美津村
赤バイクの君と道に立ち話郵便もアルバイトが配る世と聞く
9
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美津村
風邪熱の悪感に耐へて乗るバイク右へ右へと寄りゆく危なし
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朔夜
マンホール下より聞こゆるせせらぎは春の小川と同じみなもと
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詠み人知らず
さんちゃんの ざけた番組テーマ曲 エアロスミスは やめて下さい
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