コタローのお気に入りの歌一覧
ななかまど
スティックの乾きたる音地を這いて声の若かり霜月の空
7
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ななかまど
吹く風にここぞとばかり葉を放つ欅清秋きっぷの良さよ
10
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falcon
あき闌けて並木の木々の影長く家路をたどる夕映えの道
10
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falcon
いくうつり夢見る頃はとうに過ぎ頬杖ついて秋をながむる
9
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falcon
あかね雲見仰ぐ瞳にあふれくる徒手空拳の熱き涙よ
7
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falcon
授業終へ家路を急ぐ予備校生渋谷の狂乱もまれて行きぬ
6
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falcon
われわれの税金ただの土砂にして辺野古の海を埋める悲しさ
12
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灰色猫
辻斬りをしているみたい桜枝を秘かに手折る月のない夜
21
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可不可
波に消されても歩き続けるか 繋ぐ手と手ぬくもり信じて
5
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可不可
陽の光まっすぐ影を切り抜いて GPSの矢印つくる
8
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可不可
壁の蔦ほども足痕のこらない コンクリやアスファルトの上
9
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恣翁
荒川の 秋の水こそ冷えぬらめ 堰かるましじき 我が想ひかな
19
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只野ハル
制服の朝のポケット君宛てのレター潜ませくぐる校門
9
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只野ハル
晴れた朝影がひとりでどこかに出かけてしまい戻ってこない
6
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只野ハル
擦り切れたジーンズの膝が冷たい霜月初め手を当ててみる
15
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煩悩
キャデラックより放たれるマグナムの弾丸を切る刃紋
8
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煩悩
朝の雲になったぼくの寝息に乗っかってるのはだれだ
9
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煩悩
マウンドの視線は追う走者一掃の左中間に落ちたボール
9
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煩悩
パンを海に浸して食べる朝焼けの似合う青い喫茶店
9
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煩悩
この夜の底で渇きの海へ行くひたすら歩め我が四足歩行
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