KENのお気に入りの歌一覧
へし切
然らぬだに越ゆるに難き 老いの坂 まして一人は なほ 侘びしかり
15
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灰色猫
傘たちの墓場が海にあるというマリンスノーの海底世界に
21
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まぽりん
白無垢のまばゆき女に傾げたる紅き蛇の目に日照雨きらめく
21
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へし切
あぢさゐの淡く切なき色に似て老いてぞ恋は愛しかりけり
13
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横井 信
道端で灼けつく日差し浴びながら静かに待った一陣の風
12
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まゆき
体液が泡立つくらい透明なものだけ食べてた そこなわれぬよう
4
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まゆき
愛ゆえにこれまで書かれた詩の中でどれほど人が死んだのだろうか
4
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うすべに
長雨に湿ったこころ乾かして 雲の切れ間にほととぎす鳴く
11
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滝川昌之
終電で懺悔のごとく吊り革を両手で握り枝垂れる戦士
16
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ユキ
ほろ苦い 寂しさ味の キャンディーを 噛み砕けずに 大人になった
7
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あやめ
優しくと 傷つけないよう 握りしめ 握りつぶして 遺った花弁
4
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へし切
今 君がしあわせでいる それだけで僕はいいんだ 離れていても
18
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横井 信
少しだけ窓を開ければため息も自由な風に連れられてゆく
13
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滝川昌之
春先の青く拙い鶯を過ぎて切なく効く(聴く)ビブラート
15
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詠み人知らず
為政者の心うらはら七変化名に負う紫陽花哀れみず色
14
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横井 信
吹き荒れて風は激しく鳴いていた朝にまぶしく輝く水面
13
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横井 信
看板に一羽のカラス 絡みつく空気は重く夏の始まり
15
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滝川昌之
凶刃に生死彷徨う警官は薬缶の水で立つラガーマン
18
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灰色猫
風として自由に生きてくださいねいつでも窓は開けておくから
24
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うすべに
雲切れて雨もひといき笹の葉の 露にとまどう月夜の蛍
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