KENのお気に入りの歌一覧
へし切
梅雨に入り田植えも終えて畔道の片葉も白き半夏生かな
18
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横井 信
人知れず別れはいつも広々と雨に濡れてる草刈りの跡
11
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横井 信
今日もまた降り出す雨に傘さして足取り重く開いたトビラ
10
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まぽりん
灰になり消えし焔と見えながらなほ下燃ゆる恋の埋み火
29
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うすべに
いにしえの恋もうらみも夢のよう 真神原を青嵐わたる
12
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うすべに
里人の祈りはるかに御仏の 欠けた螺髪にたどる年月
13
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滝川昌之
短冊に願いを込めたキラキラの子らの瞳を天(そら)は映せよ
19
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灰色猫
朝露が一粒土に帰るよう我らもやがて死にゆく定め
21
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恣翁
ただ永く生くるにあらで より意味のあらむ命ぞ 生きてありたき
16
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滝川昌之
おふくろが死んだ夏には梅雨が無く泣くなと空で諭す気がした
21
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吉野 鮎
野薊の棘ある花のむらさきを雨粒の虹うつしつ零れ
12
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吉野 鮎
殘されしカギ三日月の顎にかけ迷へる羊とひと夜かも寢む
8
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吉野 鮎
忍ばせて心抱きしむ十七夜宵待草の露ぬらす影
12
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吉野 鮎
耳もとの汝が囁きに月來香蕾ほどきつ眞白かほらす
8
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吉野 鮎
吾が裡の奧處の燠火にほとほとと戀そそぐごと汝がふふむ笑み
10
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へし切
雨の日は心もしのに詰将棋さびしさ堪へひとり駒指す
17
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横井 信
夏の夜の星の流れに彦星の願いをのせて結ぶ短冊
12
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横井 信
今日はもう机の本も読み終えて雨降りつづく日曜の午後
13
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灰色猫
紫陽花の暮れる小路を跳ねてゆく雨の匂いの京の毬歌
23
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コタロー
電線の雀一羽が梅雨の中キョロキョロしては怯えてをりぬ
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