藤久崇のお気に入りの歌一覧
たけくらべ
冴ゆる夜の君を思ひて待つ吾は冬に朽ちなむ枯れ木立ち哉
24
もっと見る
詠み人知らず
せせらぎの落ち葉の流れみおくりて去り行くものと行く秋惜しむ
18
もっと見る
詠み人知らず
音もなく秋深まりて柳散る水面の細き葉こころ侘しき
17
もっと見る
詠み人知らず
地に落ちてなお色鮮やかな柿の葉を拾いし君の古本にはさめり
18
もっと見る
詠み人知らず
貴船菊七草に繼ぎ咲きにけり君清しくて古都を偲びる
21
もっと見る
詠み人知らず
ままならぬ心で池に石をけり水面に映る雲溺れたり
20
もっと見る
詠み人知らず
枯れてなほ色香を留め畑の菊世話してもはや晩秋緒しむ
14
もっと見る
向日葵
「線香も献花も要らん、逢いにこい。眼が見え耳が聴こえるうちに。」
5
もっと見る
狭間
もみじの手 開いて閉じて 呼んでいる ママはここよと やさしく包む
9
もっと見る
炭酸水
逆さまの三日月滲むやるせなさ幼き子らを置いて逝く身の
26
もっと見る
麻
かきくらす深山の末葉散るほどに霧もほのかに紅葉つ木漏れ日
25
もっと見る
リクシアナ
羊水の眠りに鳴らす銀のすず堕ちた天使にメダイユ青し
21
もっと見る
詠み人知らず
黄の帯の銀杏並木の数キロを走り終えればわが冬来たる
25
もっと見る
灰色猫
言の葉の愛が飛び交う街角で真の愛とは何かを説く君
20
もっと見る
沙久
「来てくれた!」でも主はいつもおばちゃんで 今日も慣れない場に向かう夕
18
もっと見る
詠み人知らず
日めくりの薄くなりゆく侘しさに咲き篭もりたる枇杷の木の花
23
もっと見る
たけくらべ
岡惚れの人の噂に侘びぬれば如何にかもせむ契りなき身を
22
もっと見る
麻
ふるさとのむなしき風も色あせてなほこそ匂へ白雪の花
31
もっと見る
藍子
夫嘆く自由にならない我が娘仕方がないよ私の遺伝子
18
もっと見る
沙久
報われぬことにどれだけ情熱を注ぎ切れるか試されている
22
もっと見る
[1]
<<
359
|
360
|
361
|
362
|
363
|
364
|
365
|
366
|
367
|
368
|
369
>>
[369]