灰色猫のお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
目を開け気を引きしめろさあ行こう波をかきわけ船出するのだ
6
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けら
君の目を一つ貸してよ見ていたい 季節の始まり過ぎゆく終わり
5
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けら
クロッカス クロワッサンと間違えるそれっくらいがちょうど好き君
4
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けら
春嵐 思いきれずにいた枯れ葉 散らして土に返すバレンタイン
6
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けら
魔女は何故 私の世界に いないのだろう 火炙りになって死に絶えたから
6
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けら
君とあの星を数えて比べても 同じにならぬ同じ空とて
5
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けら
見てよあれ指差す先の飛行機が二人の中で流れ星になる
5
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けら
この星の遠い昔に砕け散り 欠片となった石の見る夢
9
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けら
なぜ星は瞬くのだろうその旅が 永くて少し草臥れたから
7
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けら
駆け出して転んで膝を擦りむいて バレンタインのあくる日の雨
9
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けら
三日月の曲線測る数学の 方程式を君と解く夜
11
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けら
森の樹がざわりと鳴って揺れている 高いところで風が吹いてる
10
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リクシアナ
朝焼けを映す車窓にベルを待つ始発の風に季節連れ行く
23
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舶女チェルシー
人よりも早く華吹く春届くポストの中のヴィーナス誕生
11
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篝火
春雷が 球根の芽を伸ばしをり 寒さ戻れど 季の兆し視え
12
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古川晴
右に米 左に娘 お腹には直に産まれる息子を抱え
9
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シン
付き合ったわけじゃないのに 付き合って別れたような終わり方だね
9
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K子
死にたての卵を二つ火葬した朝にあなたは寝坊していた
5
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千映
三陸の新物若芽艶々と味噌汁緑でいっぱいになる
13
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舶女チェルシー
八十円切手に添えるうさぎ一羽寂しがるからもう一羽貼る
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