灰色猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
父母子干されて並ぶスニーカー犬も並びて仲睦まじき
22
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舶女チェルシー
情熱とは無関係に咲く団欒の最中に咲く貴男似の薔薇
4
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猫又五七
凍てついた北の大地の夜は明け旭燦めき天使囁く
8
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猫又五七
雲居より光の階降り来たる北の天使の吐息も凍り
7
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篝火
穏やかな 陽射し短き 浅き春 梅よ彼方へ 香り届けむ
10
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たけくらべ
前衛の画家の描きし世界には吾を蝕む悪意のあらんや
8
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詠み人知らず
騒音と活気に満ちた昼前の 給食室は ほにゃららな場所
15
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桐生賄
小さな芽 ようやく出たよ 福寿草 双子みたいに 並んでぴょこぴょこ
10
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舶女チェルシー
指揮官の役目が終わりキキララの七色雲にちょっと寝転ぶ
7
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舶女チェルシー
埋葬したはずの終恋ダダダダッとボレロみたいに萌え流れでる
4
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シン
オフィーリアみたいに湯船に浸かってもその気持ちにはなれやしなくて
6
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シン
きみんちのロックンロール七部作返してないの、この私です
6
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舶女チェルシー
器より大きな相談 升しいて意地でもこぼさず呑み込むからなぁ!
6
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月虹
次々と注がれてゆくピアノ音私の中のざわめきを消せ
27
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千映
高台のなきヤマザキの景品の茶碗育ちは変な持ち方
8
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暗黒ティラノ
深緑に 舞い踊る青の野獣たち 逢瀬は月の引力により
4
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けら
梅花の咲いた咲かぬの枝の先 織るはメジロか綾の錦に
7
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野々花
反応を見るのが愉しい泣きぼくろ化粧の後にそっと描き足す
21
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たけくらべ
雁がねの北へと飛ぶをながむては故郷を思ふ春のあけぼの
11
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ゆりこ
あめ玉をかまずになめるちょっとした優しさあれば続いてたかな
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