灰色猫のお気に入りの歌一覧
大埜真巫子.
ラプンツェル バルコニーの柵は檻 守られること自由の代償
20
もっと見る
大埜真巫子.
木蓮の純白はなぜ汚れるのしきつめられて花びら朽ちてく
23
もっと見る
大埜真巫子.
不安感だけでヒトってしねないの毎日すこし蝕まれるの
20
もっと見る
大埜真巫子.
傷つくと成長するって言うけれど限度があるよ心の強度
21
もっと見る
大埜真巫子.
急かされるような気がしてこわくなるあたらしい春すこしキライだ
23
もっと見る
大埜真巫子.
ひと月に七百錠の薬飲みちいさな粒に振り回される
21
もっと見る
大埜真巫子.
あの頃は白いスーツに身を包み隠しつづけた息をころした
24
もっと見る
大埜真巫子.
喜びも悲しみもまたすり抜ける幽霊みたいと友だちが云う
23
もっと見る
大埜真巫子.
真夜中のひとつふたつの数えうた灯りをともす胸に灯りを
19
もっと見る
大埜真巫子.
ハクチュウム目覚めて冷めてベッド上ひとつの心なくなればいい
23
もっと見る
千映
失恋の想い出とともに流れるは黛ジュンの 夕月なんです
7
もっと見る
舶女チェルシー
晩年に色あせた衣はらはらと脱いで女になるチューリップ
8
もっと見る
詠み人知らず
発表です陳腐ワードの1位2位「幸せ行き」と「鎖骨」ジャジャーン
11
もっと見る
西村 由佳里
あたたかく優しい絵本に囲まれて読んでいるのはこわいお話
5
もっと見る
野々花
流行り歌流れる街の灯り抜けガラケーで聴くアイネクライネ
14
もっと見る
千映
双丘も日ごと成長してしまい嫁入り持参の着物着られず
15
もっと見る
詠み人知らず
控えめに主張している双丘を 覆う薄手の セーター香る
20
もっと見る
けら
胸の底茜の色を押し込んで 暮れて暮れて暮れて 暮れて宵闇
8
もっと見る
紫草
火にかざす指はかさつきつくづくと憎しみなども長続きせず
16
もっと見る
けら
本当は花の名前はどうでもいい 答える君が見たくて聞いた
10
もっと見る
[1]
<<
3608
|
3609
|
3610
|
3611
|
3612
|
3613
|
3614
|
3615
|
3616
|
3617
|
3618
>>
[4550]