詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
透く翅に 射せる朝影 煌めかせ 追ひこくらする 秋茜かな
17
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吉野 鮎
薄衣の紐ゆるく結ふ十月を黄蝶ゆらゆら眞夏日陽炎
11
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滝川昌之
切り花と並べて売られ勘違い「見せるだけよ」と澄ましたカボチャ
29
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横井 信
草むらに隠されている蜘蛛の巣にしずくが光る朝靄の街
13
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横井 信
連れだって秋を楽しむ蝶の舞う枯れ草揺れる陽だまりを行く
18
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KEN
あきざくら 蜘蛛編む絲に あきの雨 結ひのあまつゆ 花にじむ色
19
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夢士
混雑の電車に起こる笑い声鹿がぶつかりダイヤの乱れ
15
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へし切
しぐれては柞の色はうすくこく紅葉かさねて秋ふけにけり
24
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恣翁
夕靄の 低く迷へる山科に 薄っぺらなる月の射し初む
15
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滝川昌之
塩害を嘆く農夫が顎で指す傷んだ廃棄野菜の小山
28
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夢士
空青く柿の実たわわ日に照りて朝餉食みをり一羽の烏
13
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つちだゆういち
拾われた時計は母と旅に出て七つの海を空飛び巡る
14
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横井 信
ドアを開け冷えた空気へ踏み出した僕へと響く鳥の呼びかけ
11
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石川順一
雨降れば小走りになり神社へと向かえばノックの音が聞こえ来
18
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夢士
椎の実のころころ落ちる散歩道ポッケにいっぱい少女の笑顔
12
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へし切
妻恋ひにさ牡鹿来鳴く宮城野は今は秋とや萩の花さく
24
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滝川昌之
山肌が薄く色づく十月の入日に点る家の灯 温し
21
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夢士
雑草と言うなの草は野には無ししかれど時に酷い名のあり
15
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北窓
乱暴な言葉ですべて切り捨てて逃げたいけれど逃げたくも無い
6
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コタロー
秋風にゆらゆら搖れる搖芒の穗見あぐる空の雲を掃ゐてる
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