詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
半歩ずつ自分の世界へ引いて行く君の意識を繋ぎとめたい
12
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秋日好
四十八組みつ解れつ盤の上香車の突きに桂馬の渡り
14
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桜田 武
殺伐とした事件沸く都会の砂漠温かき下町はいずこ
6
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桜田 武
愛犬の遺影を見れば蘇える二人と一匹寄り添う車旅
7
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へし切
しのぶれど朝に君の影したひ夕べに君の夢路を通ふ
17
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可不可
梅雨寒は毛布かけて朝寝坊 ぜんぶ脱いでも寝苦しい熱帯夜
7
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KEN
たましひと いのちの境 丘の驛 子供に戻り 汽車へ乘り込む
11
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横井 信
見上げれば雲間にのぞく月明かりふらつき歩く僕を見ている
11
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幸子
日が翳るように感じた午後二時のフロアで気づく君の外出
12
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ななかまど
ちちははの声する方へ青田風なつ干しの田に豊穣の色
8
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滝川昌之
艶やかな浴衣花咲くほおずきの浅草寺(あさくさでら)に市が立つころ
22
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KEN
星へ行く 手垢のつゐた 乘車劵 燈りにかざし 通る改札
14
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吉野 鮎
ふかふかを弄る幼ゆび吸ひつ恐竜お供に銀河の夢旅
11
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吉野 鮎
何處にやキミ彷徨へる音絶へて天の川邊に待宵の花
13
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へし切
ねがわくは安らけくあれ 身と心 言霊やどる歌にしあれば
17
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まぽりん
こぬか雨なみだに袖もほしあへず後の逢ふ瀬をいつと知らねば
34
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横井 信
立ち止まる強い日差しに目の前の川の流れと初蝉の声
11
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横井 信
垂れ込めた雲を見上げて七夕の青田にそっと汗が流れる
12
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芳立
水無月のまだ燃えたたぬ紅はいかにたぎれる薄衣のした
3
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灰色猫
天川を渡せる橋で出会ひては別れし君に天の衣を
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