KENのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
鈍色に明け初むそらにひぐらしの聲とけゆける梅雨明け未だ
12
もっと見る
詠み人知らず
病院の広き中庭七変化目に一時の安らぎ与え
8
もっと見る
灰色猫
この夜も心象たちと旅をする瞳を閉じれば広がる世界
17
もっと見る
つゆふみ
海も地もみんななまえを変えたなら言いあらわせる はずなどないさ
9
もっと見る
つゆふみ
海も地もみんななまえを変えたなら君は立つコトバ以前の大地
4
もっと見る
つゆふみ
名づければ 姿を隠す竜ならば「名づけられないそれ」と名付ける
9
もっと見る
河のほとり
ほととぎす寝とも聞こゆやいにしへの帰らぬものの夢のしるべに
6
もっと見る
河のほとり
絶え間なき雲にまよへばさみだれて月やいづこと鳴くほととぎす
9
もっと見る
河のほとり
なぐさめて月を待つ間のおもかげも消えてほどなきたそがれの風
10
もっと見る
河のほとり
かりそめにある世なりとも夏草の憂きことしげくなりまさるかな
8
もっと見る
横井 信
あてどなく青田を渡る風を浴び歩き続けて晴れてゆく空
12
もっと見る
滝川昌之
外灯下ひっくり返ったカブトムシ起こせば続く夏が飛び立つ
16
もっと見る
横井 信
まんまるの波紋広がる水たまり そっと広がる雨の歌声
15
もっと見る
灰色猫
暗闇に光を描く七色の魔法の筆が折れませぬよう
21
もっと見る
滝川昌之
夏色へ濃さの進まぬ空へ向け小さなエールつゆ草の青
17
もっと見る
吉野 鮎
力士より呼び出し彼にぞつこんで人それぞれに相撲の嗜み
13
もっと見る
横井 信
効いてない薬はやめて歩き出す足のしびれも旅の友達
12
もっと見る
滝川昌之
蔓を出しもたれ上手な夏草の恋のごとくと燃ゆ草いきれ
15
もっと見る
コタロー
道に落つ餌にもならぬもの咥え雀は今日を生きてをるなり
7
もっと見る
コタロー
道端に群生したるヒメジオン名こそつけられ我も知らざる
5
もっと見る
[1]
<<
352
|
353
|
354
|
355
|
356
|
357
|
358
|
359
|
360
|
361
|
362
>>
[593]