灰色猫のお気に入りの歌一覧
美津村
正しい言葉を丁寧に使う人となれ心を込めて広辞苑を贈る
10
もっと見る
野々花
唇を離れた歌が眠るのは出来れば優しい胸の中がいい
17
もっと見る
リクシアナ
宵の雨センサーライト点灯し竦む猫の子小脇に抱え
11
もっと見る
千映
ひらかなで大きな紙に「さくら」書く筆走り白足袋に墨飛ぶ
9
もっと見る
野々花
ちらほらと開花の便り届き来る湯船に溶かす桜の香り
21
もっと見る
千映
母が留守脱力感に支配され吾の元気が湧いてこない日
8
もっと見る
真如
北を指す 白き翼に 朝の光 煌めき渡る 明けの氷の湖
8
もっと見る
松本直哉
顔と顔溶けあふムンク「接吻」の葉書貰ひぬ髪ながき子に
4
もっと見る
紗紋
伸びる影黄昏色の河川敷「またね」と手を振る子供たちよ
7
もっと見る
壁好きの猫
歯ブラシを棄てる気分になったから君の代わりを探せるだろか
5
もっと見る
あんとん
ぐーってパッと そで通す ニットパチパチ 顔出せスーン スプリング
4
もっと見る
デラモルテ
春淺き睦月の去りて寒さ過ぎこころ安らぐ仲陽の候
12
もっと見る
リクシアナ
一葉の好みと聞きし黄八丈 文匣の如結ぶ半幅
19
もっと見る
あふひ*・○・*
ざんざんと激しく流る鴨川に身任せ独り何を想うや
24
もっと見る
青島しおり
髪の上するりと滑る白い指少し赤くて もうすぐ冬です
4
もっと見る
デラモルテ
山面に梅咲き誇る啓蟄にもぐら這ひ出し犬ふぐり咲く
11
もっと見る
詠み人知らず
1平米1KWの太陽の 恵みですべて 始まり終わる
13
もっと見る
詠み人知らず
遠方へ出かけたらしい食欲を 呼び戻すため 風邪ぐすり呑む
12
もっと見る
野々花
公園を彩る花はまだ無くて遊具ばかりが妙に鮮やか
17
もっと見る
千映
草むらに身を沈めては空を見る己の小ささ子でも分かった
15
もっと見る
[1]
<<
3529
|
3530
|
3531
|
3532
|
3533
|
3534
|
3535
|
3536
|
3537
|
3538
|
3539
>>
[4549]