灰色猫のお気に入りの歌一覧
akari
パソコンが傍若無人に立ち上がり二人の間にどれだけの人
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本能寺
きみ想うこころも遠くなりにけり おぼろに霞む月の満ち欠け
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暗黒ティラノ
薄闇に溶ける螺旋の摩天楼 二十一時の東京は霧
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只野ハル
卓球は男女共銀の見出しにあれど写真は女子だけなのだ
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恣翁
吾の発つを 送らむとする春色を 非情の夕霧 忽ち鎖しつ
21
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野々花
「また明日」そう言えたなら幸せね明日も会える約束だから・・・・
11
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野々花
好きという想いあなたに言いたくて星は今夜も瞬いている
11
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只野ハル
左肩が雨に濡れるけれど君の右肩が濡れなければいい
21
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麻
霞みたつ杜に宿りし百千鳥うた声のみぞ澄み渡りける
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野々花
好きという言葉が上手く使えないいくつになっても不器用な私
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野々花
編物は得意じゃないがあなたへの優しい心編み上げてゆく
15
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鍬乃呑
不機嫌な似顔絵を無理に性格の様に振る舞うことはないのに
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詠み人知らず
忘れやす 念ずる我は 君のこと 憶えているわ 時が経てども
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美津村
鳩胸の猫と猫背の老妻と昼寝している日だまりの窓
15
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美津村
星の走る瞬きの間の願いにて妻より先に逝きたしと思う
12
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朧月
懐かしむ花の本見て夏の山美しき色こころ惹かれて
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壁好きの猫
病院の自動ドアから零れでる悲喜こもごもは消毒の液
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鍬乃呑
振り返る景色はいつも輝いて見えるあんなに泣いていたのに
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鍬乃呑
好きなだけ寝過ごし腹も膨らませ酒を飲んでも悔いになるのに
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コーヤ
雨の降る音のリズムに虫たちは穴の中にて声出す稽古
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