藤久崇のお気に入りの歌一覧
向日葵
口づけた夢の余韻が呼び覚ます忘れかけてた恋の入り口
10
もっと見る
林林
三分間娘とピアノ共に弾くその後半日こころ軽やか
30
もっと見る
林林
一周忌 終えて夕餉の買い物の途中花屋のベンチを立てず
32
もっと見る
林林
横風に煽られ降りし雀の子向きを直してまた飛び立ちぬ
33
もっと見る
桐生賄
クリスマスケーキはご近所さんからの 頂きものなりルンルンルルン
22
もっと見る
葱りんと
年の瀬の 挨拶翁は 微笑んだ 喋れぬ彼の 感謝の心
16
もっと見る
リクシアナ
年の瀬の流れに放す紙の舟波の狭間を何処へ急ぐ
27
もっと見る
滝川昌之
よーいどん母の合図で窓を拭く姉に負けじと褒められるまで
9
もっと見る
まあさ
会うたびに逞しくなる末の子の指なめらかにスマホスライド
17
もっと見る
滝川昌之
參道の門に松の枝春化粧今靜かにて鐘の夜を待つ
7
もっと見る
ながさき
偉大なる 師匠の言葉 伝へむと 微力をしぼり うたを詠むなり
24
もっと見る
詠み人知らず
母の言う「傘持ったかい」の口癖を曇り空にはふと思い出す
38
もっと見る
詠み人知らず
ゆく年の都会の隅の公園に集いし猫ら何を語らむ
27
もっと見る
藍子
入院をする日がついに来たけれどせめて煮物は娘の為に
18
もっと見る
灰色猫
託された今がある歩むべき道がある始まりの続きを生きてゆく
21
もっと見る
たけくらべ
真心をうつす鏡を持たりせば君に見せなむ我が身ならまし
31
もっと見る
夢士
空青く芒の原の風白し進み往く道秋の色濃く
21
もっと見る
夢士
巣立ちゆく子等の残せし静寂も孫出づまでのほんの一時
22
もっと見る
夢士
仏壇の揺れる炎に話しかけ小さな手を振り子は離れ行く
25
もっと見る
夢士
手を汚す仕事終ひて手に取りし牛乳石鹸昔の香り
28
もっと見る
[1]
<<
340
|
341
|
342
|
343
|
344
|
345
|
346
|
347
|
348
|
349
|
350
>>
[369]