灰色猫のお気に入りの歌一覧
絮谷新
遠い声遠き部屋より聞こえきて十一月の綿花咲きをり
3
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絮谷新
ふうわりとこうもり傘の舞ふ先を追ふがごときに砂紋広ごる
5
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リクシアナ
落巣の飛べぬホオジロ雛を飼う折れた翼に猛禽の柄
19
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西村 由佳里
パプリカの苗とそれからひまわりの種を手に持つ今年こそはと
10
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たみお
才能も 奇跡も 望みはしないけど 天衣無縫の 僕になりたい
11
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きょう
春雨やかなしさびしと打ち泣かば日の欠けたるがわびし故にか
7
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きょう
遠路往く脚の労き背負へども道を開きし人忘れまじ
5
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きょう
黄昏と藍の落ち合ふ天つ空雲に隠りて有明の月
6
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きょう
うたかたの毀るる花のすくふ手を避りしさまより君思ひ合う
4
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もり
魚の餌ふやけて水底落ちるよう四月は馴染むそれから沈む
8
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きょう
陰が落ち雲に隠れた日を見上げはじめて気づく空の青さよ
9
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リクシアナ
幸せの重さをはかる秤など持たぬ豊かさ それが幸せ
27
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美津村
風いでて灰の飛び散る焚火の跡君を見送りしあとに見てゐつ
10
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美津村
訛りなく清き声にて話しくる君の電話はいつも簡潔
11
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美津村
君に会ふためらひありてヒヤシンス匂ふ花屋の角曲りきぬ
20
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falcon
階段に散り敷く花の踏みがたく杖をたよりに回り道かな
24
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なかしぃ卿
パクチーの香りが無理と言ったよね蒸し暑き国に来て五年過ぐ
3
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なかしぃ卿
似て非なる珈琲と紅茶のマリアージュ香港の地では鴛鴦と呼ぶ
4
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詠み人知らず
遠足で先生の吹く草笛の 哀愁の音を 忘れられない
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紫乃花々
待ちわびし 退院予定日 自宅へと 冷たくなりし 母を抱きしめ
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