詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
タコ焼きにアサリの味噌汁豆腐かな蚊取り線香既に出したり
14
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詠み人知らず
素のままの君じゃないねと言われても最善選び屑でも生きる
12
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詠み人知らず
誰よりも強く生きたし 凹まざれ たとひ凍れる波被るとも
10
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葱りんと
こちらでも ようやく桜が 咲いたよと 伝える言葉も 何だか恥ずかし
15
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falcon
樗さく通りの向かう雲もなくむらさきにほふはつ夏のかぜ
10
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横井 信
こぬか雨 歩き続けて汗ばんだ身体に浴びる 緑が香る
11
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横井 信
土と草 雨の香りを浴びに行く 心の中に吹かせる風を
10
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幸子
一日の業なし終へて駅降りぬ ふり初むる春の雨と雑踏
14
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幸子
友めがけ走り寄りたる夕暮れのつひ昨日にも昔にも思へ
6
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コタロー
五月雨に聽きたるバラード切なくて雨音のごと我を叩きぬ
5
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コタロー
吹く風の強さに強く泳ぎたる幟の如く生きて行きたし
5
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コタロー
タンポポの絮の一つが旅立たず口に近ずけふつと吹くなり
6
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滝川昌之
通勤の車内は空いて連休の狭間の憂鬱ぶつけずにすむ
19
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へし切
逢いたいね 夢の中でもいいんだよ ほんとは 君の声もききたい
16
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浅草大将
降りそめし雨に歌へばこの春も時のまにまにまた流れつつ
9
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灰色猫
オリーブと塩をふりかけ菜の花にかがやく海の魔法をかける
34
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西村 由佳里
まどろみのあとの眼はすがすがと短歌雑誌の上を歩いて
8
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詠み人知らず
手に掛かる清水血潮の色も消し巌隔ててたつ常をとめ
4
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詠み人知らず
CTを卒業してもレントゲン 採血の結果ともども重く
8
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詠み人知らず
在りし日の君丹精のてっせんの藍むらさきに初夏の雨降る
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