ふじこのお気に入りの歌一覧
灰色猫
かっかつと顔も呼吸も焼けており捌いた腹の傷の分だけ
22
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吉野 鮎
八強のぶつかる朝少年のボイスメモ屆く 生甲子園觀たいよふ
13
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へし切
いたづらに過ぐるひと日は味気なく今日を憂きとや三十一文字に
26
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恣翁
安らがで 寝ざりしものを さぞや老けて 嫁く前に月上がりなむ
16
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大野 冨士子
街角で青年が云う募金して それはできない 寄付ならしよう
59
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滝川昌之
加速度がついて減りゆく夏休み ジタバタはじめる蝉も子供も
22
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inosann
本当の正義は誰も知らないでその成す成果に真は問われる
24
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詠み人知らず
心臓を捧ぐるがごと重なりて 熱く求めむ魂結ぶがに
17
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へし切
この雨はいつまで続くや鬱々とこころの空も湿ったままで
21
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滝川昌之
子どもらに車とられてテクテクと妻と二人でお散歩愉し
23
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詠み人知らず
何故捨てた 何故捨てたのよ 戻し汁 どうせ美味しく出来ませんけど!
21
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Chico
いざ夏の きみ クチビルに潤ひを 口遊むなら うたのわのうた
14
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詠み人知らず
幼子が蝉の骸を指さしぬ触れれば忽ち飛び立ちてゆき
21
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秋日好
忘られで妬ましものは里親の空回りする「好き惜しみ」かな
15
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林林
送り火の煙を追いて精霊馬背を窪ませて黄泉の国へと
18
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inosann
初物でいただく香になつかしむ井戸で冷やしし西瓜のことを
23
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ながさき
屋久杉の 命は千年 尽きずして 天空までも 伸びんとす
30
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滝川昌之
雨が止み不意に鳴きだす蝉たちのカーテンコールに戻れ夏空
23
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へし切
送り火に君は黄泉への帰り路を心ぐしくも牛は歩めリ
28
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大野 冨士子
桟橋に根元の朽ちた水銀灯 それより母が 長生きだろう
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