炭酸水のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
秋芳る疋田に揃う刈り株の陽射しに垂るる金色の稲架
22
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夢士
菜園の収穫済みて秋の風プランター寄せ窓開け放つ
16
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矢車菊
風と風ふれあふやうに過ぎてゆく日常といふ無色透明
16
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詠伝
ぬばたまの夜半の瞼にあらはれし君留めばや吾は飢ゑてをり
17
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月虹
春雨を花は優しく受けとめる泣いたっていいよ泣いたっていいよ
66
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中山
ワクワクが定期賣り場にならんでるゆるふわスカート頬花の色
5
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浅草大将
まほらまの羅馬を遠みとほ見つつつひの命は神のまにらに
9
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詠み人知らず
踏むことをためらうほどの紅色の椿の花の降り積む寺院
30
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有賀亭小太
粉雪の四股名呼び上ぐ庄之助場内どよめくこなたこなあぁゆきいぃ
5
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綾戸真菜
泣き出した私の顔が醜くくて覆う両手の闇に落ちたい
9
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吉氷
原付で轉ぶは財布は失ふはパソコン壞れて悲し厄年
7
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芳立
制服はちよつと小さくなつたけどその手で受けよ卒業証書
12
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月虹
配られたカードに切り札なんてない今あることの意味を見つける
97
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そらの珊瑚
つぎつぎとまいおりてくる小鳥たちくちばし越しに春つたえあう
10
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新座の迷い人
妻の為 鉢に移した 球根が 一輪開花 部屋に飾る
11
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絮谷新
肉叢を裏返すがごと覗き見る光る星無きわが渾天儀
5
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もなこもち
冷たくて強い言葉を返したら言われたときより嵌まるドロドロ
4
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鍬乃呑
今すぐに家から街も国も出て言葉も知らぬ人と飲みたい
6
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さゆ
ありがとう、大好き、先生、お元気で、溢れる言葉は声にもならずに
11
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己利善慮鬼
春雷が夜を撃ち別つ轟きの寂しげなるを聴き留めて居り
4
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