大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
千映
コンビニのおでんもどんどん進化する企業努力に花丸添える
15
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石川順一
唐辛子去年のままに吊ってある洗濯ばさみや紐を使って
15
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石川順一
露草は僅かに有った数珠玉は訳の分からぬものに替わられ
14
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滝川昌之
念願の親父となった同僚は自慢のジッポを祈念と捨てる
20
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へし切
吾が背の語る漢の生き様を子が追うという これぞ本懐
22
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半格斎
山肌の彩る錦縫うがごと 湯けむりただよう蒸ノ湯の秋
23
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横井 信
傘と杖 両手を塞ぎ 電車乗る 足を踏ん張り 一歩を踏み出す
11
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葱りんと
洗濯物 外に干せるは いつまでか 雪虫払って 取り込む冷たい
10
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吉野 鮎
翆濃き松に絡まる蔦もみぢ沒る陽の金を彩と織りゆく
23
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己利善慮鬼
銀色に歌え心よ十月が霜を重ねて白になるまで
7
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只野ハル
空いたのは小腹の筈が気が付けばガッツリ食べてお腹がきつい
16
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恣翁
世をば已めと 父に急かされ 猛き顔の我 世も末に似合はむと思ふ
13
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只野ハル
一人きり冷たい雨の降る夜にメカニカルキーボードを叩く
14
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詠み人知らず
直径は八十センチのステージで雨粒跳ねて子供は踊る
7
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石川順一
ビロードのカラス揚羽の雄の羽根幼虫もちょっと違う色なり
12
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吉野 鮎
汝の笑まひやさしき眠りに誘ふ夜妻戀ふ鹿の遠音はやまづ
17
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詠み人知らず
幼き日 寝かしつくる母になづられて 背に渡る波 温かかりけり
19
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詠み人知らず
働けど感謝されずに犬が友 機械の身体に存在価値見ゆ
14
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ふじこ
両の手に溢れるほどを抱えても心置くのはほんのひと時
12
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inosann
義母の世話から帰り来る妻を待つ目交いの水湛えいる川
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