おおみはじめのお気に入りの歌一覧
きりあ
ふらここは春の季語だと他人(ひと)が言うふらここ漕ぎにあの公園へ
3
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トーヤ
普段ならずいぶんしたを通るだけ少しレトロな街を市バスで
4
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柊子
散り狂ふ 白桃のなか 立ち竦む名殘惜しくも 早足で去る
10
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諏訪真
この世にも地獄が出来て喜ばし私の旅の終わりの地となれ
1
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詠み人知らず
記憶無き舞台女優の演ずるは賽の河原にて石積める嬰児の悪戯
2
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芳立
堰きも得ぬ思ひのままに荒川の音にたつ名の瀬にはなるとも
9
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光源氏
夜をこめて面影しのぶほととぎすおぼろに見ゆる終のすみかで
8
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詠み人知らず
かなしみもやさしみもまた花影はとふ人ごとの春を散るらん
54
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光源氏
ささなみの沖になづさふ灯し火にそよと寄りそふ志賀の春風
9
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光源氏
姿なき迷ひ心は儚くて筆のすさびに殘す徒然
10
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氷魚
白いからユキと呼んでた猫が行く彼女はそうして冬にとけた
9
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狭霧
百草もいまだ青まぬ野に生いし小さき菫の花の群咲き
11
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横雲
二人して遊べる庭の半仙戯春の朧の月影優し
6
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卯月
般若でも天女でもある女ですああ血塗られて綺麗ね桜
6
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緋色
一人きり影踏み鬼をする子から 萌ゆ影は夜そのものでした
8
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きりあ
蝋燭の芯を燃やして灯とり 月はかすんで遥か彼方に
12
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半格斎
根曲がりの竹葉をゆらす春風はいつとはなしにそよ吹きにけり
17
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恣翁
春さなか 湖を隔つる 山際に たなびく霞 夫も桜かも
25
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詠み人知らず
杜若まだきも池の面に咲けば夏めきて吹く微温き風かな
9
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水島寒月
蜘蛛打ちてもげ散らばれる脚を見つ紛う方なき罪人であり
10
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