灰色猫のお気に入りの歌一覧
月虹
君と手を絡めて眺む星めぐり大事なことは手放さぬこと
30
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コーヤ
青き実も甘き香りに頬染めて梅の実熟れて五月雨のころ
19
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コーヤ
五月晴れ彩りくっきり山並みの稜線かなた富士がそびえて
12
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詠み人知らず
そうやって土に返るということを 認められない 肉でありたい
21
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宴
ちっぽけで無価値なんだと泣いているそうだねと笑う山に抱かれて
9
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宴
かなしみを知っているでもないくせにじっと夕陽を見ているカモメ
15
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宴
どこへでも願えば届く今よりも幼いころは気球のように
6
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只野ハル
疲労感に沈むようにDKのフローリングに大の字に寝る
14
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inosann
優しげに空を見上げるタンポポはうつむく僕の太陽みたいだ
17
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もなこもち
花園に香水つけて入るなかれ蜜を探して蜂が迷うよ
3
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鳥羽薊
足下の小さき骸の鳥の名も知らずや時の長さも然り
4
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千映
オオデマリ初夏の我が家に爽やかと癒しの時間ご褒美にくれ
10
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優器ルミネ
あなたがあなたでいるかぎりわたしはずっととなりでわらっています
4
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絮谷新
卒塔婆は一輪草の叢に立ち車輪の軋む音を渡せり
5
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いわなおいびと
別れゆく君を見送る春の宵音なき雨は早苗田に降る
9
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いわなおいびと
印二つ「じゃあね」と一言 こんなにも簡単に別れられるのはなぜ
4
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桐生賄
白い花 泡を盛るよに 咲く姿 花屋華やぐ 泡盛升麻
17
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秋日好
花を買いリボンもホイルも用意して君去る朝に起き出せぬ床
15
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秋日好
母の愛知らぬ夫は両手にて我が右腕を掴んで寝ていた
13
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秋日好
薄雲の蓬莱山が木々の間に見えたと思えば風が吹き行く
15
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