灰色猫のお気に入りの歌一覧
野々花
早朝の少し冷たい風の中瑠璃草の花 蕾を解(ほど)く
16
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月虹
ことんと音するやうに眠り就く母の背中に幸せのアーチ
63
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林林
しゃぼん玉 吹いた口から柔かな歌がうまれる心解かれて
23
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松本直哉
麦熟るる野に牧人の笛の音の絶えてまひるのとほきかみなり
9
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葱りんと
休前日 好きなお酒と パソコンと あとは何だろ? みな早く寝ろ
10
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千映
長男に遅い時間のバースデーメール返信「応援よろしく」
6
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沙久
時と場所の予測は難くなおも揺れ 火や水さえも魔物に変える
11
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沙久
才能が泣いてる 悲しい悲しいと 球場の音 遠ざかっていく
10
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桐生賄
ママ友の お下がりとても 助かるわ 母娘で着回し 夏が楽しみ
11
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沙久
漆黒のマント姿で現れて 駅の通路に鎮座しクァクァクァ
13
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詠み人知らず
花みかんにおう背戸道渡り来し 黒猫の目のあやしく光れり
10
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へし切
若き日に吾も夢みしコルビジュエ「輝く都市」を読みふけりたり
21
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優器ルミネ
「地の底で溶けたら雨にすぐなって会いにいくから。」 まだ梅雨は来ず
4
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只野ハル
心地よい風を感じつつ名も知らぬ花や鳥を見たと記憶する
14
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赤俊雄
さあきみたち傷つく準備はできているか国語の授業をはじめる時間だ
8
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優器ルミネ
ただ青い空の元から落ちてくる涙は誰のものだったのか
5
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夢士
風薫る植田に映る山脈の静かに流るレールの響き
17
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恣翁
窓に垂るる簾の向かふに 君は臥す 軒の柳の翠浅きに
18
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鳥羽薊
指輪なきささくれ指と浮腫む脛蛍光灯の下で艶めき
3
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コーヤ
合歓の花優しく揺らし夕暮れてその葉目を閉じ夢の眠りに
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