詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
現実を動かすという言霊は 僕のまわりに 一切いない
15
もっと見る
もり
透明な衣装ケースに入れられてやつと眠れる畳んだタオル
12
もっと見る
もり
咲くよりも散る花に目を奪われて待ち合わせ場所遅れた理由
17
もっと見る
桐生賄
消しゴムと 三角定規 買い揃え あと三日だな ちょっとハラハラ
11
もっと見る
桐生賄
娘と二人 お揃のスマホ 三年目 「ぶっちゃげるまで 使うっちゃぁね」
10
もっと見る
リクシアナ
融雪に傾く姿廃屋の去年の落ち葉に雨おもき春
16
もっと見る
舶女チェルシー
「ただいま」のすぐ後に嗅ぐつむじには今日いちにちの太陽が住む
17
もっと見る
林林
久しぶり 我が家の夕餉に舌鼓君の「うまい」に日常戻る
25
もっと見る
たけくらべ
また一つ肩の荷下ろす心地して卒業式の子の背中を見ゆ
17
もっと見る
千映
気のせいかスカート姿の増えている入学式の予行練習
12
もっと見る
詠み人知らず
記憶とは忘れ去られず残りたる心のメモゆえ時折り開く
21
もっと見る
本能寺
きみの乗る 夜行列車が我が町を 脇目も振らず 走り過ぎてく
25
もっと見る
本能寺
病んだとて 生きてみようか もう少し かたいつぼみが 花と咲くまで
22
もっと見る
美津村
目の前にドンと広辞苑を贈りやる少年よ言葉豊かに育て
9
もっと見る
雪柊
我が膝で読み聞かせたる物語幾年先の君の糧たれ
53
もっと見る
らむね
太陽の光を両手につかまえて おにりぎり一つ作って食べる
10
もっと見る
らむね
故郷を通り過ぎゆく車窓から あの日の僕が歩くのを見る
13
もっと見る
村上 喬
旅立ちを促すように軒下で洗濯物が手を振る小春日
20
もっと見る
村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
もっと見る
灰色猫
ほんのりと 桜色した 白蛇が 枕元まで 春を告げ来る
37
もっと見る
[1]
<<
328
|
329
|
330
|
331
|
332
|
333
|
334
|
335
|
336
|
337
|
338
>>
[339]