風花のお気に入りの歌一覧
美津村
この猫に助けられしは数知れず家族を保たせくれし十九年
12
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美津村
大人のみの三人家族を十九年和ませくれて猫は逝きたり
7
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水海はるこ
女子会に「行ってよかった」等価値の「行かなきゃよかった」抱えて帰る
9
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水海はるこ
雑踏をただ眺めてる「さよなら」に脳内処理が追いつかなくて
4
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ふゆこ
炊きたての白いお米がパチパチとぼくらを祝福してる朝です
9
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詠み人知らず
曖昧な白・青・灰が宙を染め 西の果てから黄金の来る
11
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詠み人知らず
つまらない毎日だとか思いつつ努力もせずに時は過ぎ行く
16
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詠み人知らず
焦燥を眉の間に溜めながら 笑顔を見せる器用なひとよ
21
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香月春
カラフルなものだけ映るその瞳には君一色の私はいない
17
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秋日好
挿し木用ナイフで鉛筆削り出し研修生に目を丸くされ
14
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秋日好
今宵こそ「蛍の光」の元歌を詠んだ詩人の生を言祝ぎ
11
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詠み人知らず
人里に猿やイノシシ現れぬ森の恵みの枯れし冬かな
7
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都詩
必ずや来たる別れを思いつつしばし聞きいる父母の寝息を
19
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紹益
青白く 天狼星が 輝いて 寒さ一入 明日も晴れる
18
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みずたけ
メダカ取り蛍眺めたあの川は素晴らしきものと郷離れ知る
5
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夢士
鑢を回し形となして色づけむ造形の美に心和まむ
13
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すばる
負けまいと見えぬ綱引きするような恋に疲れて両手を離す
30
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成瀬山水
縁側の隣に座る菫色澄んだ顔した春の夕暮れ
10
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へし切
懐かしき 男の子の自慢 肥後の守 昭和の記憶 遠く消へゆく
19
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村上 喬
この夜を手繰り寄せては敷き詰めて夜の地層を積み重ねている
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