風花のお気に入りの歌一覧
成瀬山水
踏みそうでそっと通った霜柱もたれて眠る雪ん子の顔
6
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成瀬山水
黙々と雪生むざらめ音に聴く雲と信じた幼少の味
7
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矢車菊
グラマーの時間けだるし黒板の疑問符に似た雪降り始む
9
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葱りんと
顔かゆい この年になり皮膚負けて化粧が出来ない リアル妖怪
4
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紹益
政治家を 動かす動機 ただ二つ 金になるかな 票になるかな
15
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詠み人知らず
半月も熱に浮かされ休みなし 視界に紗かかり猫のエサ食う
12
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詠み人知らず
電線にぶら下がり軒の並びおり 光と熱を吸いとっている
14
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詠み人知らず
あたふたと靴下、スーツ、コート着け 定期を忘れ家人が笑い
14
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悠々
ゆふあかり、あつめて黄なる、石蕗の花。 ひとにあかさぬ、戀ひとつあり
16
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ゆり
春浅く午後二時早々店じまい朱色の木瓜は明かりを灯す
5
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詠み人知らず
モンローの写真の張られジャズのなるタバコで煙るバーが懐かし
5
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千草ななせ
邂逅が 運命だったら 別離すら必然だったと思い込みたい
6
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詠み人知らず
思い出の海へと続く道あらば捨てに行こうか記憶のカケラ
21
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秋日好
針金の上のこまどり目が合えば飛ぶの躊躇い落ちそうになる
11
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秋日好
ガラス越し陽を浴ぶシンビの緑葉の照り返し点に留まるテントウ
12
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ゴルドン
降る雨をいとわず濡れて来し君の髪の黒きが忘れ難かり
7
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夢士
春近し陽射しを浴びて色つかむ梅のつぼみの膨らみをりて
14
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ながさき
千尋の 谷底落とし 這い上がる 虎の子だけを 虎は育てる
13
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へし切
うらぶれて心もこほる寒き夜は人肌恋し母のぬくもり
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河のほとり
うらやまし波の白きを花と見て時なくすさぶ沖つ舟人
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