蔓葵のお気に入りの歌一覧
うすべに
宮跡の小春日和にさそわれて ひばりが昇る菊薫る空
6
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横井 信
疫病のニュースに揺れるほうき草 忘年会の予定も消える
10
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灰色猫
髪の毛の先まで自由でありたいと潮の香りに吹かれるあなた
13
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河のほとり
四方の野にもみぢ誘ふかさらでだに秋はゆくへも知らぬ心を
11
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灰色猫
本心を晒して生きる勇気など持ってないから歌うんだろう
10
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滝川昌之
会食の予定の入らぬこの年の空の手帳に迫る歳の瀬
18
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うすべに
影すすき 日暮れの早い山里の青く沈んだおにさんこちら
8
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萱斎院
さびしさの流れくるさきながむれば みもせきあへぬもみぢなりけり
10
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夕夏
ますくしてはなれていてもさけられぬさわらぬかみにたたりなしとか
5
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灰色猫
恋をした恋をしていたはずなのに秋がすべてを灰にしたんだ
9
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萱斎院
たち濡れて垂るすすきの白玉の 人とふものを風な散らしそ
10
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うすべに
冬めいて南へなびく荻の穂の なかよく並ぶ凪の夕暮れ
9
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横井 信
枝先に遊ぶ小鳥の歌声に踊る落ち葉の冬のはじまり
11
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ななかまど
憂きことのじわり近づくここちして北の都の疫病の数
8
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河のほとり
ほのかなる花橘のかばかりぞ闇の現のなごりなりける
11
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萱斎院
さやけさに露うちこぼす月の花 今宵ひとよのゆかりと知らで
10
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みっさん
けふの日もなすべき業を成し終えてふとんに包まる幸せのあり
6
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みをつくし
夕月に物思ふまに月夜へと釣瓶落としの秋深まりぬ
20
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横井 信
遠足の風の余韻を引きずってヌスビトハギの種を連れてく
15
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うすべに
色づいた桜の枝の山鳩の もうぬくもりが恋しいと鳴く
9
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