大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
内藤芽亞
完璧で美しいあの満月もいずれ虧月の時が来るから
10
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コタロー
雨に濡れでんでん蟲蟲かたつむり角を出しつつ行く先探す
11
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横井 信
まだ早い 明るくなった 雨あがり 走りに行くぞ 眠気を抑え
12
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無文
ボイラーが唸る小路の猫がいう「お山に雪が降ったらしいよ」
8
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はまたいと
母と見るテレビの音量上がるたび 取りには戻れぬ 何か を思う
7
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滝川昌之
長雨が止んで戻った太陽にどのベランダも黄色いハンカチ
22
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へし切
明日には何か良いことあるような予感が僕らを元気にさせた
23
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千映
お茶碗を伏せたみたいな乳房には戻れぬけれど想い出多い
13
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千映
君と逢い楕円のこころがまん丸にどんどん変化目尻も下がる
12
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石川順一
光量が多くて物がよく写る眩しすぎてもぼやけてしまう
14
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ながさき
君も勝て 我も勝ちなむ この一生 慈悲と勇気の 哲理いだきて
25
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新座の迷い人
妻嘆く 病を治す 神仏は 何処におわす 願たきかな
13
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ふじこ
出稼ぎサ行ぐ父見送る童コは寂しぐねんだと涙コ堪え
16
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石川順一
明け方の空を撮りつつポストへと幹線道路でトラック力む
17
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詠み人知らず
「今年のな雪少ねえよ」「なしてだや?」「カマキリ卵が低いどさある!」
9
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只野ハル
縦長の窓越しに見る雨粒は風に吹かれて雨の字のよう
15
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び わ
体(たい)伸ばしきわどいヨガのポーズくむ怪我と訓練隣り合わせで
10
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半格斎
あやかしの術に謀られ四十余年 忍び くノ一 恐るべきかな
18
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詠み人知らず
閉じさせた瞼にキスが優しくて 触れたくちびるとても愛しい
18
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詠み人知らず
久々に 祖父訪へば 見する笑みこそ 変はらねど 背のまるみたれ
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